個人投資家の皆様へ

業績の推移

当社の過去5年間の業績及び指標の推移は下表のとおりです。

(単位:百万円)

  2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
売上高(前期比)※1 85,571(104.8) 80,616(94.2) 84,775(105.2) 93,022(109.7) 101,401(109.0)
直営店既存店売上伸率※1 104.0% 92.8% 103.1% 108.7% 108.2%
売上総利益(率) 60,148(70.3) 56,088(69.6) 58,175(68.6) 63,657(68.4) 69,560(68.6)
営業利益(率) 7,698(9.0) 6,073(7.5) 6,959(8.2) 7,981(8.6) 10,286(10.1)
経常利益(率) 8,084(9.4) 6,867(8.5) 13,024(15.4) 9,140(9.8) 10,496(10.4)
当期純利益(率) 5,311(6.2) 4,287(5.3) 8,807(10.4) 6,213(6.7) 7,911(7.8)
総資産 67,538 91,154 89,405 84,103 91,462
純資産(自己資本比率) 50,305(74.5) 52,952(58.1) 59,098(66.1) 62,770(74.6) 68,635(75.0)
1株当たり当期純利益 283.10円 228.42円 469.01円 330.50円 420.46円
ROA※2 8.1 5.4 9.8 7.2 9.0
ROE※3 10.9 8.3 15.7 10.2 12.0
  • ※1 既存店とは、新規開店後15か月以内の店舗及び前年・本年同月の改装店舗を除いた店舗を対象としております。
  • ※2 ROA=当期純利益÷期中平均総資産
  • ※3 ROE=当期純利益÷期中平均純資産

2024年3月期の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの5類移行を背景に、社会経済活動が正常化する中で、緩やかな持ち直しの動きが見られました。本年3月に行われた春季労使交渉(春闘)では、2023年に引き続いて企業側の満額回答が相次ぎ、平均賃上げ率は2年連続で高水準となったことから、所得の増加による個人消費の回復が期待されます。

外食業界におきましては、行動制限が外れたことなどで個人消費が回復するとともに、インバウンド需要が旺盛に推移したこと等により、外食需要は堅調に推移いたしました。一方で、人手不足の常態化とともに、人件費や求人費の上昇、慢性化している原材料価格等の高騰などにより、経営環境は依然として厳しい状況が続いております。

こうした環境下において当社グループは、「快適な食空間」「心温まる接客」「美味しい料理」をお客様に提供するという社会的使命を全うするため、当社が培ってきた現場力を活かし、QSCの基礎的レベルのさらなる向上に注力するとともに、積極的な販売促進策を継続して実施いたしました。その結果、2022年5月と11月に続き、2023年10月に実施した価格改定後も客数は増加し、特に店内飲食が大きく伸びるとともに、テイクアウト&デリバリーも引き続き好調に推移いたしました。2022年2月以降、同月比過去最高売上を26か月連続で更新するとともに、単月としての過去最高売上を2023年5月、7月、8月、12月、2024年1月、3月と6度更新しており、当連結会計年度における売上高は創業以来初めて1,000億円を突破することができました。

店舗数の推移

当社の過去5年間の店舗数の推移は下表のとおりです。

(単位:店)

  2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
直営店(うち海外 523(3) 528(3) 536(2) 542(2) 545(2)
FC店 214(-) 206(-) 198(-) 190(-) 186(-)
合計 737(3) 734(3) 734(2) 732(2) 731(2)
計画

今後の見通しにつきましては、賃上げの浸透による個人消費の持ち直しやインバウンド需要の回復等により外食需要は堅調に推移することが期待されますが、一方で、引き続き不安定な世界情勢、原材料価格やエネルギーコスト等の物価の高騰、2024年問題の顕在化、人手不足の深刻化等により、今後も先行き不透明な状況が続くことが予想されます。

このような中、当社グループは、「お客様から褒められる店創り」を追求するため、引き続き人的資本への投資を積極的に推進し、現場力を強化し、基礎的レベルの一層の向上を図ってまいります。今後のさらなる物価や人件費等の上昇に対しては価格改定を視野に入れ、お客様に、より高い価値をご提供できるように、全力で取り組んでまいります。

以上より、通期で直営店8店、FC加盟店2店の新規出店、直営店3店、FC加盟店4店の閉店を行い、売上高は1,098億75百万円(前期比8.4%増)と3年連続の更新となる過去最高額を見込み、営業利益は111億96百万円(前期比8.8%増)、経常利益は113億73百万円(前期比8.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は79億70百万円(前期比0.7%増)を計画しております。

これらの見通しをはじめ、当社グループの事業の状況等は様々な要因により影響を受け変動する可能性がありますが、計画の達成に向けて邁進してまいります。

2025年3月期の連結業績予想(2024年4月1日~2025年3月31日)

(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 54,427 9.4 5,542 11.1 5,662 10.6 3,754 △3.6 199.51
通期 109,875 8.4 11,196 8.8 11,373 8.4 7,970 0.7 423.49
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